診療科目

整形外科


 

【整形外科】 【スタッフ紹介】 【外来担当表】 【診療実績】


 

□整形外科

概要 

整形外科は運動器の疾患を扱う診療科です。身体の芯になる骨・関節などの骨格系とそれを取り囲む筋肉やそれらを支配する神経系からなる「運動器」の機能的改善を重要視して治療する外科で、背骨と骨盤というからだの土台骨と、四肢を主な治療対象にしています。

 

診療内容


【首の病気】
 
◆頸椎椎間板ヘルニア、頸椎症性脊髄症、頸椎症性神経根症
症状
上肢のしびれや痛み、手の使いづらさ、歩きにくいなどの症状が起こります。
診断と治療
X線(レントゲン)所見で頚椎症性変化を認め、MRIで脊髄の圧迫を認めることで診断します。痛み止めなどの薬、リハビリで治療を開始し、改善がむつかしい場合は総合病院へ紹介します。
 
◆むちうち(頸椎捻挫)
症状
追突などの交通事故で頚部痛、肩こり、頭痛、めまい、手のしびれなどの症状がでます。
診断と治療
X線・MRIで骨折や脱臼がないことを確認します。痛み止めなどの薬、リハビリを行います。
 
 

【背中や腰の病気】
 
◆椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症
症状
下肢の痛みやしびれが出現し、悪化すると長距離を続けて歩くことができなくなります。
診断と治療
X線・MRIで脊髄の圧迫の有無を確認します。痛み止めなどの薬、リハビリで治療を開始し、改善がむつかしい場合は総合病院へ紹介します。
 
◆脊椎圧迫骨折
症状
骨粗鬆症に起因して骨の弱くなっているとき生じることが多く、尻もちなどの転倒で起こります。腰や背中の痛みで動けなくなることが多く、いくつもの場所に多発性に椎体骨折が生じると背中が丸くなり、身長が低くなります。
診断と治療
X線、必要に応じてMRIで骨折部を確認します。痛み止めなどの薬、骨折用のコルセットで固定します。
 
◆急性腰痛(ぎっくり腰
症状
中腰で重い物を持ち上げたり、腰をねじったりしたときに急に生じる腰痛です。
診断と治療
X線・MRIを行い、痛み止めなどの薬、ブロック注射療法、コルセットなどの装具療法、牽引などの理学療法、運動器リハビリテーションを行います。
 

 
【肩の病気】
 
◆五十肩(肩関節周囲炎
症状
肩関節が痛み、関節の動きが悪くなります(運動制限)。悪化すると夜中にズキズキ痛み、ときに眠れないほどになることもあります。
診断と治療
X線・MRIを行い、痛み止めなどの薬、症状が強い場合は注射を行います。急性期を過ぎたら、温熱療法(ホットパック、入浴など)や運動療法(拘縮予防や筋肉の強化)などのリハビリを行います。
 
◆腱板断裂
症状
肩の運動障害・運動痛・夜間痛が出現します。挙上するときに力が入らない、挙上するときに肩の前上面でジョリジョリという軋轢音がするという症状も起こりえます。
診断と治療
X線・MRIで腱板断裂の有無を診断します。
断裂部が治癒することはありませんが、70%は保存療法で軽快します。保存療法では、投薬、注射、リハビリテーションが行なわれます。改善が乏しい場合、大きく断裂している場合は専門医へ紹介します。


【肘の病気】
 
◆テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
症状
ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。
診断と治療
外来で簡単に行える疼痛を誘発する試験、圧痛部位で診断します。安静、痛み止め、ステロイド注射、テニス肘用のバンドを装着します。

 
【手の病気】
 
◆手根管症候群
症状
初期には示指、中指のしびれ、痛みがでますが、最終的には母指から環指の母指側の3本半の指がしびれます(正中神経の支配領域)。急性期では、このしびれ、痛みは明け方に強く、目を覚ますと手がしびれ、痛みます。
悪化すると母指の付け根(母指球筋)がやせて、細かいものがつまめなくなります。
診断と治療
しびれの範囲、理学的所見から診断します。痛み止め、ステロイド注射を行い、改善ない場合は手術の適応となります。
 
◆ドケルバン腱鞘炎
症状
手首の母指側が痛み、腫れます。母指を広げたり、動かしたりするとこの場所に強い疼痛が走ります。
診断と治療
圧痛部位、理学的所見から診断します。投薬、腱鞘内ステロイド注射を行います。改善しないときや再発を繰り返す場合は、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開)が適応となります。
 
◆ばね指
症状
指の付け根の手のひら側に痛み、腫れが生じます。 朝方に症状が強く、日中は使っていると症状が軽減することも少なくありません。 進行すると腱がひっかかり、ばね現象が生じます。
診断と治療
圧痛部位、理学的所見から診断します。投薬、腱鞘内ステロイド注射があります。改善しないときや再発を繰り返す場合は、腱鞘の鞘を開く手術(腱鞘切開)の適応となります。
 
◆母指CM関節症
症状
物をつまむ時やビンのふたを開ける時、母指の付け根付近に痛みが出ます。
診断と治療
X線で関節の変形を診断します。痛み止め、湿布、CM関節保護用の軟性装具を装着し、改善がなければ手術の適応となります。
 

【膝の病気】
 
◆変形性膝関節症
症状
膝の痛みと水が溜まることで腫脹します。立ち上がり、歩きはじめなど動作の開始時に痛み、徐々に正座や階段の昇降が困難となります。末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、歩行が困難になります。
診断と治療
X線で関節変形の程度を診断します。痛み止め、膝関節内にヒアルロン酸の注射などをします。また筋強化訓練、関節可動域改善訓練などの運動器リハビリテーションや、足底板や膝装具を作成することもあります。症状の改善がなければ専門医へ紹介します。
 
その他
骨折、脱臼、捻挫、肉離れ、打撲などの外傷、各部疼痛、変形性関節症、痛風、足底腱膜炎など
 
 
 
 
 
【骨粗鬆症】

骨粗鬆症は骨質の劣化、骨密度の減少により骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。日本には1300万人以上の患者さんがいるといわれており、高齢化に伴ってその数は増加傾向にあります。骨粗鬆症による骨折(脆弱性骨折)は、脊椎圧迫骨折、大腿骨近位部(股関節)骨折が有名ですが、肋骨、骨盤、手関節骨折も含まれます。
脊椎圧迫骨折はくしゃみ、尻もち、物を持ち上げるなど軽微な外傷で起こりますが、いつの間にか骨折し気づかないこともあります。脊椎のバランスが崩れ多発的に骨折することが多く、腰痛、歩行、ADL障害の原因となります。大腿骨近位部骨折は疼痛が強く歩けなくなるため、基本的に手術が必要です。生命予後が悪い骨折であることが問題で、早期に手術を行い、リハビリテーションを行います。
 骨粗鬆症は脆弱性骨折を来した場合はもちろん、骨密度の数値によって治療の適応が決まります。当院ではDEXAを採用しており、日本骨粗鬆学会ガイドラインや世界中の骨粗鬆症ガイドラインで基準測定器として定められているX線骨密度測定装置です。骨折の既往、骨密度の数値により、食事、運動、内服、注射など適切な治療法を提案します。
 

 
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□スタッフ紹介

整形外科部長  花石 源太郎
日本整形外科学会認定 整形外科専門医・指導医
日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
産業医学ディプロマ

 

 

整形外科  山中 三知夫
 

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□外来担当表

 

午前
 
花石 源太郎花石 源太郎花石 源太郎花石 源太郎花石 源太郎
山中 三知夫
花石 源太郎

午後
 
花石 源太郎 花石 源太郎花石 源太郎花石 源太郎
 ※手術や検査の状況により、午後の診療ができない場合があります。ご了承ください。
 

□診療実績

 
 
 
 
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