外科・乳腺・肛門

外科

外科(一般外科)

乳腺外科

肛門外科

スタッフ紹介

担当表

診療実績

 

外科(一般外科)

概 要

外来でよくみられる、外科全般にわたる全身の傷病例(切創、挫創、擦過傷、打撲等)に対応しています。
当院での治療が難しい疾患については、専門医へ紹介します。

 

診療内容

【外傷】
全身(頭部、顔面、四肢、体幹)の外傷に対応します。
創の洗浄の他、消毒、滅菌テープの固定、縫合、切開など外来できる創処置を行います。顔面骨折、頭蓋骨骨折、脳挫傷等は応急処置後、二次救急病院の脳神経外科、耳鼻咽喉科、眼科等に紹介しています。診察で胸部外傷(血胸、気胸、肺挫傷、助骨骨折等)、腹部外傷と診断された場合は、二次救急病院へ紹介します。

 

【外傷以外の診療】
主に乳腺、肛門疾患(痔など)の診療を行っています。→(リンク)
また、皮膚・皮下腫瘍などの一般外科の診療、外来でできる局所麻酔下での手術を行っています。

 
 

乳腺外科

概 要 

乳腺疾患全般の診療を行っています。
特に乳がん診療については、早期診断を積極的に行っており、乳がん検診、視触診、乳房X線検査(マンモグラフィ検査)、乳腺超音波検査ができる体制を作っています。


 

診 療 内 容

【乳がんについて】
乳がんになりやすい年齢を見ると、他のがんとは異なり、30歳代後半から増えてきて、40歳代後半と60歳代前半に罹患率が高い傾向にあります。 厚生労働省の「2019年人口動態統計」によると、乳がんは日本人女性が罹るがんで最も多く、およそ11人に1人が乳がんと診断されています。早期に見つかれば10年生存率は90%以上と高く、治癒は可能ですので、早期発見・早期治療が大切です。
 

 
 
 
 (図:グラフ{年齢階級別罹患率【乳房2019】} 出典「国立がん研究センターがん情報サービス」)



【乳がん検診】
乳がんは、定期検診で早期発見をすると死亡率の低下が明らかながんとして、厚生労働省は「乳がん検診」を推奨しています。対象は自覚症状のない40歳以上の女性で、2年に1回乳房X線検査(マンモグラフィ)検診が基本です。 山口県の乳がん検診受診率は35.4%と低く、全国でも最下位です。
乳がんは早期で発見された場合、10年生存率は90%以上です。40歳になったら、乳がん検診を定期的に受け、早期診断・早期治療につなげることが非常に重要です。
一方、乳がんの発見契機は55%が自己発見ですので、自己チェックがとても大切です。月に一度は自己チェックを行なってください。また、乳がん検診で「要精密検査」となっても乳がんと診断されたわけではないので、落ち着いて早めに精密検査を受けてください。

 
【当院での可能な健診・検査】
乳腺疾患や乳がんに関する検査には、マンモグラフィや乳腺超音波検査などがありますが、待ち時間が短く済むように予約制としています。
 

(1)乳房X線検査(マンモグラフィ)

1)マンモグラフィとは 乳房X線検査のことです。乳房内部の微細な変化や石灰化を鮮明に抽出することができ、しこりを触れない乳がんの発見に優れています。当院では、トモシンセシス(3D)システムを搭載した日立メディコ(HOLOGIC)社製最新のデジタルマンモグラフィ(乳房X線撮影)装置Selenia Dimensions を導入しています。トモシンセシス(3D)システム搭載のマンモグラフィ装置は当院が山口県2台目となる早期導入実績をもっており、多くのデータと検査件数に基づき、それぞれの患者様に最適な検査を実施しています。

2)トモシンセシス(3D)システムはマンモグラフィ撮影の新しい技術です。従来のマンモグラフィ(2D)では、乳腺の厚さによっては病変と乳腺組織が異なり、病変部がわかりにくくなることがあります。また、閉経後の乳房は乳腺が減り脂肪組織が増えるためわかりやすいのですが、若年の方や乳腺組織の多い方は、これまではどうしても判定が困難な場合がありました。しかし、トモシンセシス(3D)は、多方向から撮影した画像を3次元化し、視点を変えたり、必要な断面画像のみ表示したりすることが可能となります。つまり、病変と乳腺組織が重なっていても、病変部を見つけ出しやすく病変の判定が容易となりました。なお、被ばく線量は従来の検査方法とほぼ同じなので安心です。


 

 
 
 
拡大
 3)当院はマンモグラフィ検診施設画像認定施設です。 乳癌の早期発見のためにマンモグラフィ検診が推奨されています。ただ単に撮影すればよいわけではなく、効果を発揮するには、高度な読影力と高い撮影技術が不可欠です。すなわち、良い検診を受けるには、読影医師・撮影技師の教育・研修と使用する撮影装置の精度管理が適切に行なわれている施設である必要があります。当院には特定非営利活動法人日本乳がん検診精度管理中央機構の認定する「検診マンモグラフィ読影認定医師」と「検診マンモグラフィ撮影認定技師」が在籍し、また、2006年には「マンモグラフィ施設画像評価」の認定を受けてから、現在まで更新を続けており(2024年更新)、より精度の高いマンモグラフィ撮影のため、画質管理や装置の日常点検を日々行っています。県内では16施設、山口市では4施設が認定を受けています。
(※日本乳がん検診精度管理中央機構ホームページより)
 
・女性技師が撮影しますので、女性ならではの気配りを心掛け、安心して検査を受けていただけるよう努めています。
・マンモグラフィの撮影・読影(フィルムから診断すること)に関しては、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会より認定を受けた医師2名が診断にあたります。




(2)乳腺超音波検査
超音波検査で乳房に腫瘤がないかどうか検査をします。乳腺の体質は人によって違い、乳腺の密度の高い「高濃度乳腺」ではマンモグラフィで乳腺全体が白く映り、がんも白く映るので隠れて見えないことがあります。特に若い日本人の女性は4割くらいが高濃度乳腺と推定されています。超音波検査は白く描出される乳腺にしこりは黒く映るので、高濃度乳腺の方に特に有用だと言われています。この検査は痛くありませんし、X線被曝もありませんので、妊娠している人にも安心です。40歳代の女性に対してマンモグラフィに超音波検査を追加することでがん発見率が高くなるという研究結果もあります。当院では全例女性技師が担当しているので、安心して検査を受けていただけます[file3a]


(3)その他の可能な検査
1)超音波下穿刺細胞診
しこりがわかったら細い針を刺して、細胞を吸引し顕微鏡検査でがん細胞の有無を調べます。  
2)超音波下穿刺生検
しこりがわかったら針を刺して組織を採り、顕微鏡検査で調べ、がん細胞が発見されると乳がんと診断されます。  
3)胸部CT検査
両側の乳腺、腋窩のリンパ腺、肺について同時に検査します。  

 
【乳腺疾患治療について(主に乳がん)】
(1)手術的な治療が必要と診断された方は、大学病院が総合病院へ紹介いたします。
(2)がん化学療法
当院では内分泌療法の治療ができます。
 

 
 

肛門外科

概 要

3大肛門疾患である痔核(いぼ痔)、痔瘻(肛門周囲膿瘍を含む(あな痔))、裂肛(切れ痔)について、その病期、重症度に応じて薬物療法や手術療法により肛門機能を損なうことなく治癒させることを目標としています。
手術が必要な場合は手術ができる医療機関へ紹介いたします。

 

療・検査

当院で可能な検査は以下のとおりです。
(1)肛門鏡検査
(2)S状結腸内視鏡検査
(3)臀部MRI・CT検査
(4)超音波検査  等

 
 

スタッフ紹介

理事長 佐々木 明


 

 日本外科学会認定医・専門医
 日本消化器外科学会認定医・専門医・指導医
 日本消化器病学会専門医
 日本消化器内視鏡学会専門医
 麻酔科標榜医
 日本医師会認定産業医
   人間ドック健診専門医・指導医
   マンモグラフィ読影認定医

 

外科 中島 正夫(山口大学医学部付属病院)

 

外来担当表

   月    火    水    木    金   土

午前
 
佐々木明佐々木明佐々木明佐々木明佐々木明佐々木明
中島
午後
(乳腺予約)
16:00まで
佐々木明佐々木明 佐々木明佐々木明 
 

診療実績

 

 

 
 
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