診療科目

消化器内科Q&A①

Q親が胃がんでした。ピロリ菌に感染しているか調べられますか。

親御さんが胃がんになったということは、親御さんはヘリコバクター・ピロリ菌に感染していた可能性が高いと考えられます。胃癌の多くは、胃に感染しているピロリ菌が原因だからです。唾液などを介して、幼少時に子供に感染する可能性が指摘されており、ピロリ菌の検査は是非した方が良いと思います。
ただし、病院を受診していきなりピロリ菌の検査をすることは保険診療上できません。上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を受けて、ピロリ菌の感染によって起こりうる胃炎などの変化があれば、ピロリ菌を調べることができます。胃炎の変化などが全くなければ、ピロリ菌に感染している可能性は極めて低く、胃がんのリスクも低いと言えます。
ピロリ菌に感染していることが判明した場合には、胃薬と抗生剤を7日間内服するだけで8−9割の成功率で除菌することができます。除菌をすれば、胃癌のリスクが下がります。早いうちに受診して胃カメラを受けることをご検討ください。

 
 
 
 
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