乳腺疾患について

今、女性にとって最も身近になった"乳がん"

 乳腺疾患について

現在、日本人女性の乳がん患者は急増しています。1999年には、がんにかかる女性全体の中で、乳がんになる人は胃がんを抜いて第1位になりました。2004年から、乳房(上皮がん含む)罹患数は5万人を超えています。人口動態統計(2014年)によると、女性が一生の間に乳がんになる確率は12人に1人で、13,148人が亡くなっています。しかし、2センチ以下のしこりで、リンパ節への転移がない状態であれば約90%の人が10年生存しています。つまり、乳がんは早期発見であるほど治癒率が高い病気です。
 

マンモグラフィとは

乳房X線撮影のことです。乳房内部の微細な変化や石灰化を鮮明に抽出することができ、しこりに触れない乳がんの発見に優れています。 当院では、トモシンセシス(3D)システムを搭載した日立メディコ(HOLOGIC)社製最新のデジタルマンモグラフィ(乳房X線撮影)装置 Selenia Dimensions を導入しました。トモシンセシス(3D)システム搭載のマンモグラフィ装置は山口県内には当院を含め2台しかなく、全国でも100台程度しか導入されていません。
 

​トモシンセシス(3D)システムとは、


Selenia Dimensions
トモシンセシス(3D)はマンモグラフィ撮影の新しい技術です。 従来のマンモグラフィ(2D)では、乳腺の厚さによっては病変と乳腺組織とが重なり、病変部が分かりにくくなることがあります。また、閉経後の乳房は乳腺が減り脂肪組織が増えるため分かりやすいのですが、若年の方や乳腺組織が多い方は、これまではどうしても判定が困難な場合がありました。
しかし、トモシンセシス(3D)は、多方向から撮影した画像を3次元化し、視点を変えたり、必要な断面画像のみを表示したりすることが可能となります。つまり、病変と乳腺組織が重なっていても、病変部を見つけ出しやすく病変の判定が容易となりました。なお、被ばく線量は従来の検査方法とほぼ同じなので安心です。

 

当院はマンモグラフィ検診施設画像認定施設です


拡大
乳がんの早期発見のためにマンモグラフィ検診が推奨されていますが、ただ単に撮影すればよいわけではなく、効果を発揮するには、高度な読影力と高い撮影技術が不可欠です。すなわち、良い検診を受けるには、読影医師・撮影技師の教育・研修と使用する撮影装置の精度管理が適切に行なわれている施設である必要があります。当院には特定非営利活動法人日本乳がん検診精度管理中央機構の認定する「検診マンモグラフィ読影認定医師」と「検診マンモグラフィ撮影認定技師」が在籍し、また、平成18年8月には「マンモグラフィ施設画像評価」の認定も受けており、より精度の高いマンモグラフィ撮影のため、画質管理や装置の日常点検を日々行なっています。
県内では17施設、山口市内では4施設のみが認定を受けています。
 
  • 乳腺疾患や乳がんに関する検査には、マンモグラフィや乳腺超音波検査などがありますが、待ち時間が短く済むように予約制としています。
  • 女性技師が撮影します。
  • マンモグラフィの撮影・読影(フィルムから診断すること)に関しては、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会より 認定を受けた医師2名が診断にあたります。
  • 当院では、検査の結果「さらに精密検査を要する」と判定された場合、必要に応じて、乳腺超音波検査や超音波下穿刺生検、細胞診等の精密検査が随時可能です。
  • 当院では、乳がんの検査だけではなく、乳がんの病期に応じた、乳房を残す「乳房温存手術」、最小限のリンパ節郭清となる「センチネルリンパ節生検」等の縮小手術を実施しています。
  • 必要に応じ、術後の抗がん剤投与(化学療法やホルモン療法)も可能です。
  • 術後の筋力回復や浮腫予防のリハビリ設備やスタッフも充実しており、診断から治療・リハビリまで一貫した治療が可能です。
 

 

 

 
 
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